船舶コンピューターシステム
Aquarius MREシステムと EnergySail は、ケーイーアイシステム社とエコマリンパワー社が共同開発した海洋グレードのコンピューター制御システムを使用しています。これら頑丈で柔軟なコンピューターシステムは EnergySail の位置決めや複数の EnergySail の配列を自動的に行うことで、利用可能な風力や太陽光を最適な状態で利用できます。また、コンピューター制御システムは、船首に設置されるタッチパネルと、監視および制御目的の数々の遠隔パネルも含みます。
KEI 3240 コンピュータープラットフォームは、数百艘の船に設置されており、その信頼性のある頑丈なプラットフォームは、船舶用アプリケーションに理想的に適合することが証明されています。
Aquarius MASTMとKEI3240 データロガー
Aquarius監視・自動システム(Aquarius MAS)は、KEI 3240データロガーに、船上の再生可能エネルギーソリューションを監視するという新機能を組み合わせた統合船舶コンピューターシステムです。このシステムは、例えば、船上のソーラーパネルから利用されるクリーンエネルギーの量を監視および記録して、燃料使用量と比較することができます。このような情報を記録し、後日、運行性能の最適化のため、他の様々な作動状況データと共に分析することができます。
KEI 3240 データロガーは、エンジンパワー出力を含めた、船のための様々な作動状況データを収集し記録することができる非常に柔軟性のある強力な船舶用コンピューターをベースにしたシステムです。既にKEI 3240 データロガーは何百艘もの船に設置され、そのシステムの信頼性は長年に渡り証明されています。KEI 3240 データロガーは、タグボートや貨物船、ばら積み船など、様々な船に設置することが可能です。また、既に運航している船にも改造して付けること、例えば、ハイブリッドの船舶推進力やパワーアップグレードの一部として設置することも可能です。
Aquarius監視&自動システム(MAS)を使う事によって、Aquarius MREシステムや EnergySail、ハイブリッド推進力などの利用により、どの位の燃料消費量が削減されているのかを、乗務員はリアルタイムで把握することが出来ます。
Aquarius MASTM は、とんぼフェリーのハイブリッド・マリンパワー・システムの一部でもあり、めだかエコ通勤フェリーの太陽電気推進力に組み込まれています。また、Aquarius USV などの将来的なプロジェクトにも利用する計画があります。さらに、既存の船舶に改造して取り付けたり、建設中の船に取り付けるスタンドアロンの監視&データ記録システムとして使う事も可能です。詳細はこちら
EnergySail®
EnergySail®(特許出願中)は、エコマリンパワーが開発した他に類のないセイルで、船が停泊中の時や寄港中の時であっても利用することが出来、強風や突風にも耐える事が出来るようにデザインされています。また、EnergySail® は、ソーラーパネルや風力発電装置などの様々な再生可能エネルギー技術に取り付けることがで出来ます。
EnergySail® は、大型ケープサイズばら積み鉱石運航船から海軍や沿岸警備パトロール船まだ多種多様な船のデザインに取り込む事が可能です。無人船(USV)、旅客フェリーや釣り船などの小型船舶に適する EnergySail®のバリエーションも、現在開発中です。
EnergySail® は、船の運航プロファイルに適するように構成することが出来ます。例えば、ソーラーパネルの数と型は容易に変えることも出来、他の装置をEnergySail® に装着することも出来ます。このような EnergySail® の柔軟な性質によって、EnergySail® が設置されている船のライフサイクルの間に、アップグレードすることも可能になります。
EnergySail® の商品化は2015年を予定しています。
船舶用再生可能エネルギーアプリケーション用バッテリー
戦略的パートナーである古河電池株式会社のご協力により、当社の船舶用ソーラーパネルおよび再生可能エネルギーソリューションは、様々なバッテリー技術とバッテリーの種類を取り入れることができるようになりました。
これら高品質で信頼性のあるバッテリーは、日本海事協会の船級での使用を承認されており、船上や陸上での再生可能エネルギーアプリケーションに理想的に適しています。
古河電池社は、自動車やバイク、電気車両、据置用、電車、航空機、携帯用、太陽発電システムなどのバッテリーを製造しています。
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