新しい革新的なセイル装置は、硬帆の改造品として、また、単独の省エネ装置として使用することが出来ます。
2023年6月27日、福岡 –エコマリンパワー株式会社(EMP)は、数年にわたる研究開発(R&D)を経て、新型の船舶用セイル装置を開発したと発表しました。SailetTM(特許出願中)として知られるこのセイル装置は、EMPの特許取得済みEnergySail®によって生み出される推進力を増加させることができ、また単独でセイルアシスト推進装置や省エネ装置として使用することもできます。さらに、EnergySail®を改造して使用することも可能で、貨物作業中や暴風雨の際に、EnergySail®をより確実に保護することができます。
数値流体力学(CFD)に基づく研究では、装置の向きを調整することでセイルにかかる力を変えることができ、負荷制御の一形態として機能することが示されており、特に、EMPが複数の戦略的パートナーと開発したコンピューターベースの自動化・制御システムと連動した場合はより効率良く機能します。
Sailet 開発中の数値流体力学に基づく(CFD)研究
この最新の省エネ装置の開発について、エコマリンパワーの社長兼最高技術責任者 アトキンソン・グレッグは「当社では、船舶の革新的な省エネ・再生可能エネルギーソリューションの開発に一貫して注力してきました。Sailetはその一例であり、また研究開発への継続的な注力と特許設計のポートフォリオを拡大するための取り組みでもあります」とコメントしています。
SailetTMは、2024年の早い時期に海上試運転の準備を整え、2021年に日本海事協会から基本承認(AIP)を取得したEMPの硬帆&太陽光発電ソリューションであるAquarius MRE®に組み込む予定で。
将来のエコシップ・デザインコンセプトに示される Aquarius MRE イメージ
エコマリンパワー株式会社について
エコマリンパワー株式会社(EMP)は、国際性に焦点をあてたテクノロジー企業で、旅客フェリーや調査船、オイルタンカー、貨物船などの船舶用に、再生可能エネルギーを基にした燃料節約と排ガス低減ソリューションを開発しています。これらテクノロジーには、EnergySail®(特許取得済)や Aquarius MAS、Aquarius MRE®(特許取得済)があります。エコマリンパワー社についての詳しい情報は www.ecomarinepower.com をご覧ください。
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尾島美紀
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