船舶ソーラーパワーシステム用UltraBatteryのバッテリーパック、大型貨物船に
2018年12月19日、福岡 –エコマリンパワー株式会社(EMP社)は、Masterbulk Pte. Ltd. (Masterbulk社)との共同プロジェクトの一部として、古河電池株式会社(古河電池社)製のUltraBattery® (UB) バッテリーパックを、大型貨物船、MV Panamana船に搭載したと発表しました。このバッテリーパックは後にEMP社開発のAquarius マリンソーラーパワー・ソリューションの一部となり、Masterbulk社およびZEABORN Ship Management(Singapore)Pteが共同で評価を行います。MV Panamana (Masterbulk Pte Ltd 提供)
船舶に搭載するバッテリーパックには、船級承認されたUB-50-12バルブ制御弁式鉛(VRLA)バッテリーと、設置が簡単なマリングレードのバッテリーフレームキットが組み込まれています。この組み合わせにより、バッテリーとフレームキットを船に積み込み、船の技術チームがリモートサポートのみで設置することが可能になりました。バッテリー用のフレームキットは、株式会社寺本鉄工所が製造したもので、UB-50-12バッテリー用に特別に設計されています。
UB-50-12 VRLAバッテリーは、スマートグリッド、風力発電、太陽光発電などの用途に理想的なソリューションであり、安全でリサイクル可能で、長いサイクル寿命を誇ります。これらのハイブリッドバッテリーは、ユニークなウルトラキャパシタ技術を取り入れており、より大きな容量のUB-1000と共に、船上やオフショアプラットホーム、および陸上での用途に適しています。
UB-50-12 船舶用バッテリーパック
この最新の開発について、古河電池社の海外戦略本部 海外営業部部長、小高康弘氏は、「当社の高品質UltraBatteryシリーズが船舶で使用されていることをとても嬉しく思います。 この長寿命で非常に信頼性の高いバッテリーは、リチウムイオン型電池に代わる費用対効果の高い代替品であり、設置や保守も比較的簡単です。」とコメントしています。
MasterBulk社のCEO、Lars Modin氏は、「Masterbulk社の持続可能性方針の核心は、排ガス量と燃料消費量をさらに削減する戦略の一環として、地球を保護し、船舶への再生可能エネルギーの利用を探求することです。」と述べています。
エコマリンパワー株式会社について
エコマリンパワー株式会社(EMP)は、国際性に焦点をあてたテクノロジー企業で、旅客フェリーや調査船、オイルタンカー、貨物船などの船舶用に、再生可能エネルギーを基にした燃料節約と排ガス低減ソリューションを開発しています。これらテクノロジーには、EnergySail®(特許取得済)や Aquarius MAS、Aquarius MRE®(特許取得済)があります。
EMP社は、最新の再生可能エネルギー技術を組み入れた持続可能シップコンセプトを開発し、Aquarius エコシップや Aquarius 無人水上船(USV)などのデザインプロジェクトにも取り組んでいます。拠点は福岡。
エコマリンパワー社についての詳しい情報は www.ecomarinepower.com をご覧ください。
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尾島 美紀
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