セイル・アシスト推進力と船舶用ソーラーパワー用のコンピューターシステム
2018年10月23日、福岡 - エコマリンパワー(EMP)社は、同社のEnergySailとAquarius MREの商用リリースに向けた戦略の一部として、その自動制御と監視システムの詳細を発表しました。これにより、EMP社の技術を既存の船舶ベースのシステムと統合することが可能になり、EMP社の再生可能エネルギープラットフォームと、燃料流量計などの他の機器とのシームレスな操作が容易になります。
(株)ケーイーアイシステムと共同開発した3台の船舶用コンピューターシステムを統合し、強靭で信頼性が高く、Aquarius 船舶用再生可能エネルギー(MRE=Marine Renewable Energy)の全要素の操作が容易な制御監視プラットフォームを提供します。これらには、Aquarius MAS (Management and Automation System = 管理&自動化システム)、EnergySail ACS(Automated Control System = 自動制御システム)、Aquarius IMS(Integrated Management System = 統合管理システム)が含まれます。
EnergySail ACSは、スタンドアローンユニットまたはアレイの一部としてのEnergySailを効果的に自動制御します。Aquarius MASは、充電コントローラーとハイブリッドバッテリーパックの監視を含んだEMP社の船舶用ソーラーシステムを管理します。
Aquarius IMSは、Aquarius MASとEnergySail ACS両方のための中央インターフェースと制御プラットフォームです。システム全体の構造には、冗長性と船上のWi-Fiリンクを介してタブレットコンピューター上の機器を監視する機能もあります。また、燃料消費量、計算されたCO2、NOX、SOX排出量、船速および場所、ソーラーパワー出力、EnergySailの状態など、運用および性能データもリアルタイムで表示し、記録します。このデータは更なる分析をするために、陸上のサポート部門や技術部門に簡単に送ることができます。
システム開発の主な焦点は、個々またはアレイの一部として使用される場合のEnergySailの知能制御に関連しています。現在、制御アルゴリズムの微調整を行っており、この作業には、ロボット工学、計算流体力学(CFD)、人工知能(AI)の要素を含んでいます。この方法論は、EMP社の知的財産(IP)戦略の重要な要素です。
完全なAquarius MREソリューションの一部として組み込まれることに加えて、各船舶用コンピューターシステムには他のアプリケーションもあります。例えば、Aquarius MASをコンパクトバージョンとして構成し、燃料消費量や排出量の監視に使用したり、Aquarius 船舶用ソーラーパワーパッケージの一部として導入したりすることが出来ます。
エコマリンパワー株式会社について
エコマリンパワー株式会社(EMP)は、国際性に焦点をあてたテクノロジー企業で、旅客フェリーや調査船、オイルタンカー、貨物船などの船舶用に、再生可能エネルギーを基にした燃料節約と排ガス低減ソリューションを開発しています。これらテクノロジーには、EnergySail®(特許取得済)や Aquarius MAS、Aquarius MRE®(特許取得済)があります。
EMP社は、最新の再生可能エネルギー技術を組み入れた持続可能シップコンセプトを開発し、Aquarius エコシップや Aquarius 無人水上船(USV)などのデザインプロジェクトにも取り組んでいます。拠点は福岡。
エコマリンパワー社についての詳しい情報は www.ecomarinepower.comをご覧ください。
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尾島 美紀
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