世界初、特許を持つ硬帆とソーラーパワーシステムを2018年中に展開
2017年7月26日、福岡 - エコマリンパワー株式会社(EMP社)は、戦略的パートナーおよび、船主である久福汽船株式会社(尾道市)と協力して、Aquarius MRE (船舶用再生可能エネルギー)ソリューションの海上試運転の準備を開始したと発表しました。これによりEMP社のEnergySail®などの特許技術を使用した硬帆およびソーラーパワーの統合システムが、世界で初めて搭載されることになります。これは海運業界にとって、より持続可能な未来に向けた大きな前進であり、沿岸の貨物船からばら積み鉱石運送船やクルーズ船まで、より広範にEMP社のソリューションが展開するようになると期待されています。
M/V Belgrano - Aquarius MRE System候補船の1つ |
現在、Belgrano船、Nord Gemini船、Bulk Chile船を含む数隻の大型ばら積み貨物船に関するフィージビリティ・スタディを実施しています。EnergySail配列によって得られる推進力の推定値は、各船舶の運航経路に従って算出し、また、各船舶に設置可能なソーラーパワーの総量を決定します。 必要に応じて船上試験やデータ収集も行います。
フィージビリティ・スタディ完了後、1隻の船を海上試運転フェーズ用として選びます。この海上試運転フェーズでは、約12か月から18か月間、Aquarius MREの全要素を組み込む試用構成を設置して評価します。
Aquarius MRE® 技術とプロジェクトパートナー |
Aquarius MREプロジェクトには、株式会社ケーイーアイシステム、古河電池株式会社、株式会社寺本鉄工所などの戦略的パートナーが携わっています。また、EMP社は、当プロジェクトへの投資について潜在的投資家を含む数社と協議をしている最中で、当プロジェクトの海上試運転フェーズにおいて参加を希望する企業からの問い合わせにも関心を持っています。
Aquarius MRE®は、硬帆とマリングレードソーラーパネル、エネルギー貯蔵モジュール、船舶用コンピューターの先進的な統合システムで、風と太陽から得られるパワーを利用することで再生可能エネルギーを船舶に取り入れることを可能にします。これらの代替エネルギー源と推進力の使用は、燃料消費量の削減、大気汚染の低減、CO2排出量の削減につながります。Aquarius MRE®が使用する硬帆は、EMP社のEnergySail®技術に基づいています。これらの再生可能エネルギー装置は、船が寄港中や停泊中でも使用することができます。 各EnergySailは、色々なセンサー、太陽光発電パネル、または他の発電装置を組み合わせて構成することができます。
この最新の開発について、エコマリンパワー社の最高技術責任者、アトキンソン・グレッグは「久福汽船社の協力を得ることができたことを嬉しく思い、この重要プロジェクトを海上試運転の段階まで進める手助けをして頂けて大変感謝しています。また、戦略的パートナー企業の方々のサポートにも感謝しており、Aquarius MREは、船舶へ再生可能エネルギーを普及させる道を開くと信じています」とコメントしています。
久福汽船株式会社の山根近社長は、「船舶に再生可能エネルギー関連技術の利用を促進する、このエキサイティングなプロジェクトに参加することを嬉しく思います」とコメントしています。
海上試運転で使用するEnergySailは、尾道市の株式会社寺本鉄工所の工場で製造されます。寺本鉄工所は1980年代にも硬帆の製造に携わっており、高品質の船舶艤装品の製造に関して豊富な実績があります。
株式会社寺本鉄工所の寺本吉孝社長は、「船舶およびオフショア向けにカスタマイズされたソリューションを製造する当社の能力をお見せできる、この革新的プロジェクトに参加することに期待を膨らませています」と述べています。
エコマリンパワー社について
エコマリンパワー株式会社(EMP)は、国際性に焦点をあてたテクノロジー企業で、旅客フェリーや調査船、オイルタンカー、貨物船などの船舶用 に、再生可能エネルギーを基にした燃料節約と排ガス低減ソリューションを開発しています。これらテクノロジーには、EnergySail®(特許取得済)やAquarius MAS、Aquarius MRE®(特許取得済)があります。
EMP社は、最新の再生可能エネルギー技術を組み入れた持続可能シップコンセプトを開発し、AquariusエコシップやAquarius無人水上船(USV)などのデザインプロジェクトにも取り組んでいます。拠点は福岡。
エコマリンパワー社についての詳しい情報は www.ecomarinepower.comをご覧ください。
Twitter: @EcoMarinePower
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尾島 美紀
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