配信燃料消費量と排出ガスをリアルタイムに報告し記録する新しいソフトを、ブルースターデロス船に設置のAquarius MAS にインストール
2016年7月22日、福岡 – 現在進行中のブルースターデロス船再生可能エネルギー革新プロジェクトの一部として、エコマリンパワー(EMP)社は、ブルースターデロス船上に設置されたAquarius 管理&自動化システム(MAS)を、新しい燃料消費量(FOC)と排出ガスモニタリングソフトにアップデートしたことを発表しました。
Aquarius MAS ハードウェアと組み合わせた更新ソフトにより、船上の全流量計からの燃料消費データをリアルタイムで表示し記録する事が出来ます。さらに、使用している燃料を基準として、排出されるCO2やNOx、SOxも計算されます。データは毎分記録され、専用のGPSユニットへの接続を通して、船の位置や速度も表示され記録されます。特別な期間や航海の燃料消費量を監視できるようにトリップメーターも利用できます。
デロス船の燃料消費量/排出ガスモニタリングソフトは、2014年に設置したパワー出力や船舶用ソーラーパワーシステム(バッテリーを含む)の状況をモニターする全体的ソリューションの一部です。
ブルースターデロス船は、アティカグループの一員であるブルースターフェリー社が所有し運航する高速 RoRo/旅客船です。デロス船は、ギリシャのピレウスから毎日運航しており、エーゲ海に浮かぶギリシャ諸島間をつなぐ重要な交通リンクとなっています。
最新の開発に関して、アティカグループの電気電子部部長Myron Vergis 氏は、「今回のアップデートは、ブルースターフェリー社がエコマリンパワー社と行っているプロジェクトの重要なステップであり、当社が、再度、海上輸送業界に革新的なソリューションをもたらす先駆者であることに喜びを感じます」とコメントしています。
エコマリンパワー社の最高技術責任者、Greg Atkinson 氏は次のようにコメントしています。「デロス船のプロジェクト中に頂いたブルースターフェリー社のご協力とご支援に大変感謝しています。同社は海上輸送をより持続可能なものにする手助けとなるテクノロジーを受け入れる確約を示し続けています。」
燃料消費量/排出ガスモニタリングソフトは、大阪の株式会社ケーイーアイシステムの協力を得て共同開発しました。この更新ソフトの機能は、新しいハードウェアとソフトウェアのパッケージ「Aquarius MAS コンパクト」によっても利用可能となります。このソリューションは、ハードウェアとソフトウェアに関しては Aquarius MAS とほとんど同じですが、船舶用ソーラーパワーシステムを管理するための機能やインターフェイスは含まれていません。これらの機能やインターフェイスつについては、ハードウェアとソフトウェアのアップデートにより、後から加えることも可能です。
エコマリンパワー社について
エコマリンパワー株式会社(EMP)は、国際性に焦点をあてたテクノロジー企業です。旅客フェリーや調査船、オイルタンカー、貨物船などの船舶用 に、再生可能エネルギーを基にした燃料節約と排ガス低減ソリューションを開発しています。これらテクノロジーには、EnergySail®(特許出願中)や Aquarius MASTM、特許取得済みの Aquarius MRE システムTMがあります。
EMP社は、最新の再生可能エネルギー技術を組み入れた持続可能シップコンセプトを開発し、Aquarius エコシップや Aquarius 無人水上船(USV)などのデザインプロジェクトにも取り組んでいます。拠点は福岡。
エコマリンパワー社についての詳しい情報は www.ecomarinepower.comをご覧ください。
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尾島 美紀
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