平成27年4月13日、福岡 - エコマリンパワー社は、本日、NK船級船に設置した Aquarius マリンソーラーパワーソリューションが、日本海事協会の適合承認を受けた事を発表しました。このシステムの適合承認は、EMP社にとって大きな一歩であり、船上に設置した他のシステムと統合できる再生可能エネルギーソリューションを、海洋産業市場にもたらすことになるでしょう。 エコマリンパワー社はさらに前進し、船舶用ソーラーパワーのパッケージ、「Aquarius マリンソーラーパワー」と「Aquarius MAS+ソーラー」の2つをリリースします。「Aquarius MAS+ソーラー」は、ハードウェアやソフトウェアを追加して、燃料油消費量監視などの機能を実行できるようになります。 これらEMP社のマリンソーラーパワーソリューションには、LCDモニター付き船舶用コンピューターシステム、マリングレードのソーラーパネル、バッテリー充電コントローラー、エネルギー貯蔵、データコミュニケーション装置、インターフェイス/制御ユニットも含まれています。 各マリンソーラーパワーソリューションは、Aquarius MAS(管理&自動化システム)を取り入れています。この小型船舶用コンピューターは、ソーラーパワー配列とバッテリーパックの動作を監視するだけでなく、データのログを取り、機器の電源のオン/オフ、船からの排気ガスの計算、燃料消費の記録、システム警報の表示を行います。さらに、Aquarius MAS は、システムの動作や、様々な他の機器からの警報、船上に搭載されたセンサーの監視をすることも可能です。 Aquarius MAS のハードウェアとソフトウェアのプラットフォームは、信頼性のある強靭な「KEI 3240データロガー」を基にしています。「KEI 3240データロガー」は、タグボートやトレーニング船、タンカー、ばら積み鉱石運搬船など、多数の船での使用実績を誇っています。 EMP社のマリンソーラーパワーソリューションに使われるエネルギー貯蔵オプションには、日本の古河電池社から供給される、FC38-12制御弁式鉛(VRLA)バッテリー(ブルースターデロス船に設置)もしくは、FCP-500/FCP-1000シリーズのバッテリーもあります。 FC38-12バッテリーは、約5kWpまでのソーラーパワーに理想的です。FC38-12の主な利点は、比較的小型で軽量なため、船上の狭い場所(ただし換気されている場所)の設置に適しています。 FCP(古河サイクルパワー)シリーズのバッテリーユニットは、大型の船舶用ソーラーパワーにとって、安全で高品質なエネルギー貯蔵ソリューションです。この長寿命バッテリー(最長約15年)は、再生可能エネルギーアプリケーションに理想的に適しており、モジュラーラックに入れて供給されるため、設置時間を短縮できます。 Aquarius マリンソーラーパワーや Aquarius MAS+ソーラーパッケージは、新築プロジェクトに適していますが、既存船を改築する事もできます。EMP社のマリンソーラーパワーシステムは、EMP社の EnergySail® テクノロジー(開発中)を含む風力装置と統合することも可能です。 この重要な前進についてEMP社の最高技術責任者であるアトキンソン・グレッグは次のようにコメントしています。「当社の標準マリンソーラーパワーシステムに対する日本海事協会からの適合承認は、海運業、船舶、沖合産業に型式認証された再生可能エネルギーソリューションをもたらすための重要な一歩となります。また、ソーラーパワーが、燃料消費量や有害な排気ガスを減らす点について、重要な役割を果たすということが明らかになりました。」 統合マリンソーラーパワーシステムのご提供に加え、設置サポートや、(必要であれば)ソーラーパネルのデッキフレームのデザインおよび供給、プロジェクト管理サービス、設置現場監督の手配なども行います。また、日本、シンガポール、ギリシャにあるテクニカルサービスハブからのサポートにより、完全ターンキー方式設置サービスも可能です。 EMP社のマリンソーラーパワーソリューションに関するより詳しい情報はAquariusマリンソーラーパワーをご覧ください。 エコマリンパワー社について エコマリンパワー株式会社は、国際性に焦点をあてたテクノロジー企業で、旅客フェリーや調査船、石油タンカー、貨物船などの船舶用に、燃料節約や排出ガス低減ソリューションを開発しています。これらのソリューションは、EnergySail や Aquarius 管理&自動化システム(MAS)などの、様々な再生可能エネルギーに焦点をあてたテクノロジーを利用しています。 また、EMP社は、最新の再生可能エネルギーテクノロジーを取り込んだ持続可能船舶コンセプトを開発しており、「Aquarius エコシップ」や「水上無人船(USV)」など、多数のデザインプロジェクトに取り組んでいます。拠点は福岡。 エコマリンパワー社に関しての詳しい情報はホームページをご覧ください:www.ecomarinepower.com メディアお問合せ 尾島 美紀 ※ Aquarius MAS 、EnergySail®はエコマリンパワー株式会社の商標です。エコマリンパワー社の船舶用再生可能エネルギーソリューション、日本海事協会の適合承認を受ける
Aquarius マリンソーラーパワーソリューションからの電力は、DCもしくはAC荷(インバーター経由)に使用でき、また、通常のバッテリーバックアップシステムと違い、マリンソーラーパネル配列経由で再充電することが可能で、信頼できるバックアップ電力供給源として使用することもできます。
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